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アメリカの蚤の市で購入した80年前の家族写真がセンスに溢れてる

by on 7:00 PM


 

スズキリョーです。写真を撮っています。

 

前回、ティルマンスのことについて書かせて頂きましたが、最初にもう少しだけ彼について書かせて頂きます。

彼がしたことで個人的に興味深いのは等価値です。

読んで字のごとく等しい価値、すべてのものは等しく同じ、決定的瞬間などないということです。この考え方自体は新しいものではないです。アルフレッド・スティーグリッツ(近代写真の父と呼ばれる人)も「equivalent」というシリーズでこれをテーマにしています。

 

Stieglitz-Equivalent1839+

 

 

Stieglitz-Equivalent1836+

 

スティーグリッツはこの等価値に見える雲をテーマにしつつ、そこに意味を見いだそうとしたのですが、ティルマンスは写真の大きさや配置などでその個人的な価値観や見え方を解体していきました。

また彼はそういった展示方法だけではなく、回顧展のカタログ「If one thing matters, everything matters」でもこれまでの写真をタイル上にひたすら配置していくことで表現しました。

 

 

さて、だいぶ前置きが長くなってしまいました。

実は今回、街のアンティーク屋さんで80年前の家族アルバムを手に入れたのでそのことについてのお話しです。しかも、たった10ドルほどで。

 

RSZK1866

 

こちらがそうです。早速見てみましょう。

 

RSZK1868

 

これが1ページ目の写真です。生まれたばかりの赤ん坊を抱くお母さん?とお姉さん?の姿が写っています。

 

RSZK1869

 

写真ではわかりづらいですが赤ちゃんが生まれてからの月日や年代も記されています。

Spt 17,1935に5 2/1msと書かれているので、この赤ちゃんは4月初めに生まれたのでしょう。

 

RSZK1870

 

 

RSZK1872

 

 

RSZK1873

 

当たり前ですが子どもの成長が順を追ってわかるようになってます。

写真の配置もなにかこだわりが感じられますね。

そして関係なさそうな写真が間に挟まっていたり、当時の生活も少しかいま見れておもしろいです。

 

写真には多種多様な可能性がまだまだ残されていると思います。

しかし、こういった家族アルバムなど記録として記憶を残す行為はもっとも写真的で大切なことではないでしょうか。

みなさんは自分の子どもや孫に、そして後世に写真を残していますか。それらはこの世のどの本よりあなたにとって価値のあるものですよ。

ちょっと最後説教くさくなってすみません。僕はこれを見て自分も世界で1冊の素敵な家族アルバムを作ろう。ただそう思いました。

 

<投稿者>スズキリョー

 



 

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