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スウェーデンの写真家lina Scheynius4作目の写真集「04」

by on 7:00 PM


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前作「03」が1000部も刷られたこともあって知名度が上がったLina Scheynius。

元モデルで、自分自身を被写体にすることも多いので、女の子からの支持も強い。

 

COMME des GARCONSの2009年の初夏コレクションも撮ってるし、

Maison Martin Margielaの2010年の春夏コレクションも撮ってる。

海外のモデルならtatiana cotliar、日本の女優なら水原希子さんも撮ってる。

でも、このセルフパブリッシュの写真集はそういったファッション要素は少ない。

 

※彼女について、詳しくは以前記した記事をご覧になってください。

スウェーデンの写真家 Lina Scheynius

 

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※下から02、03、04という順番で重ねています。

 

僕自身、彼女の写真集は3冊目で、1冊目「01」を所有していないのだが、

02、03、04と比較してみると、02が最も容量が少なく、03が最も容量が多く、

02と03の間の容量が04という感じになっているのが、写真でも分かると思う。

 

紙の質感も随分変わってきている。

02はキメの細かさが感じられない表面の荒い紙を使用していて、

03はキメの細かさが分かりやすい、04は今までとは全く違った紙質だ。

指で紙に触れると、今までの写真集は微かにザラザラしていたのだが、

今回の04はインクが乗りやすい質感のツルツルした紙だなぁって感じ。

 

部数は01は400、02が500、03が1000、04が500となっている。

 

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今迄の彼女の写真は、「性」を媒体として、彼女自身とボーイフレンドを写してきたが、

そこには甘美的な性表現もなければ、耽美的で崇高な意味合いもまるで感じられなかった。

 

それは淡い色調、又はブラック&ホワイトの世界で「性」を表現しているが故に、

現実世界と写真世界との断絶が生まれ、彼女の写真は「現実的なエロさ」を感じさせなかった。

 

しかし、今回の写真集「04」は、

今までの写真集以上に「私」が前面に表現されている。

今までの写真集以上に色が濃く表現されている。

 

つまり、

現実世界と写真世界との距離が限りなく縮まっている。

それ故に、僕は彼女の写真から、甘美的な性を感じてならなかった。

 

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ここでピックアップした写真はとりわけ「私」と「性」が表現されているものだが、

それにしても、全体的に艶かしい写真が増えた、そして写真単体としての美しさが増した。

 

今までの彼女の写真は写真単体としての美しさ以上に、写真集内に表現されている個々の「私」、

そのの連続から生まれる一種の物語、つまり「私小説」としての美しさに目を奪われいたのだが、

今回は写真1枚で美しいと思わせる、そういう写真が増えた気がする。

 

 

僕は彼女のホームページから毎回送料込みの20ポンドで購入しているのだが、既にSold Out。

まだflotsam booksさんやBOOK OF DAYSさんやShelfさんではまだ在庫がある模様です。

 

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